PAINTING TOMORROW VOL.9
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環境関連機材●橋梁関連の有害物質分類別関連法令・通達及び保護具一覧鉛分 類PCB廃棄物の処理作業等における安全衛生対策要綱第2 対象作業 1 事前調査「PCB廃棄物収集・運搬ガイドライン」(平成16年7月29日付環廃産発第040729001号 環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部長通知の別添)に基づき行われるPCB廃棄物の保管状況等に係る事前調査のうち、PCB等にばく露するおそれのある作業PCB 2 収集等作業PCB廃棄物の収集及び運搬の作業(運搬中の一時的な保管を含む。)のうち、PCB等にばく露するおそれのある作業 3 処理等作業無害化処理施設内においてPCB等を取り扱う作業及び保守点検作業のうち、PCB等にばく露するおそれのある作業鉛等有害物を含有する塗料の剥離やかき落とし作業における労働者の健康障害防止について(平成26年5月30日基発0530第2号)コンクリート粉じん障害防止規則 別表第三の四、五、六の作業は、同規則の第二十七条に基づき保護具の着用が義務付けられています。研磨法 令・通 達特定化学物質障害予防規則第 四十三条(呼吸用保護具) 事業者は、特定化学物質を製造し、又は取り扱う作業場には、当該物質のガス、蒸気又は粉じんを吸入することによる労働者の健康障害を予防するため必要な呼吸用保護具を備えなければならない。第 四十四条(保護衣等) 事業者は、特定化学物質で皮膚に障害を与え、若しくは皮膚から吸収されることにより障害をおこすおそれのあるものを取り扱う作業又はこれらの周辺で行われる作業に従事する労働者に使用させるため、不浸透性の保護衣、保護手袋及び保護長靴並びに塗布剤を備え付けなければならない。電動ファン付き呼吸用保護具又はこれと同等以上の性能を有する空気呼吸器、酸素呼吸器もしくは送気マスクを着用させること。電動ファン付き呼吸用保護具については、フィルターを適切な期間ごとに交換するなど適切に管理して使用させること。別表第三四. 屋内又は坑内において、手持式又は可搬式動力工具を用いて岩石又は鉱物を裁断し、彫り、又は仕上げする作業五. 屋外の、研ま材の吹き付けにより、研まし、又は岩石若しくは鉱物を彫る場所における作業六. 屋内、坑内又はタンク、船舶、管、車両等の内部において、手持式又は可搬式動力工具(研ま材を用いたものに限る。)を用いて、岩石、鉱物若しくは金属を研まし、若しくはばり取りし、又は金属を裁断する作業有効な保護具電動ファン付き呼吸用保護具空気呼吸器酸素呼吸器使い捨て式全身化学防護服保護めがね化学防護手袋/長靴耳栓電動ファン付き呼吸用保護具空気呼吸器酸素呼吸器使い捨て式全身化学防護服保護めがね化学防護手袋/長靴耳栓電動ファン付き呼吸用保護具防じんマスク RL3防じんマスク RL2防じんマスク RL1使い捨て防じんマスク DS2使い捨て式全身化学防護服保護めがね化学防護手袋/長靴耳栓581■鋼道路橋長寿命化対策と有害物質による環境対策我が国では、1960年代の高度経済成長期に、道路、鉄道、港湾、上・下水道などの社会資本が集中的に整備され、近年これらの社会資本の高齢化に伴う維持管理・更新が重要な課題となっています。これらの社会資本のうち、道路に設置された橋梁は、橋長2m以上のもので約70万橋(2013年現在)あると言われています。建設後50年以上を経過する道路橋は、2013年現在、約18%(約71,000橋)、これが10年後には約43%(約171,000橋)、20年後には約67%(約267,000橋)にまで増加すると見込まれており、こうした橋梁の維持管理・更新対策が急務となっています。国土交通省では、ライフサイクルコストを縮減するアセットマネジメント(長寿命化対策)の取組を推進することにより、道路橋の安全を確保することとしています。現在橋梁塗替工事においては、素地調整等の作業を行う際、新設時の鉛丹塗料や塩化ゴム系塗料に含まれる有害物質の漏洩や、作業員の吸引などによる中毒の発症などが問題となっております。また、素地調整作業において、旧塗膜やサビのケレンダストや、コンクリート部などが粉じんとなることも懸念されます。またブラストが行われる場合は研掃材そのものが大量の粉じん発生の原因となり、作業者の安全と周辺のばく露防止に努めなくてはなりません。当社では、作業レベルに応じて保護具、粉じん漏洩を軽減したブラスト機器など、橋梁塗替え工事を始めとするあらゆる場面で使用できる資材・機材などを取りそろえております。

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